Traditional Christmas Fruit Cake

イギリスの伝統的なクリスマス・フルーツケーキ
一本売りの予約販売は終了いたしましたが、店頭にて今週スライスの販売をいたします。

イギリスでクリスマスに食べられるデザートといえば、クリスマスプディングやミンスパイ、そして洋酒とドライフルーツがたっぷりと入ったフルーツケーキです。

フルーツケーキはクリスマスだけでなく誕生日や結婚式などお祝いごとに登場する特別なお菓子です。

私がイギリスに滞在中、ちょうどウィリアム王子の結婚式が行われた年で、ケーキ屋さんだけでなく普通の街のスーパーなどでも二人の婚礼をお祝いするケーキが並んでいました。
洋酒漬けのドライフルーツが入ったバターケーキをマジパンとアイシングで包んだクラシックなフルーツケーキは、どっしりとした重めのケーキです。
現代では古臭いと言われたり、この重く甘い味が避けられることもあるようです。
実際にスーパーに並んでいたお祝い用のフルーツケーキは売れ残り、半額になり、私がホームステイしていた先のホストマザーが「半額になっていたわ!」と嬉々と買ってきてくれて、その日半額ウェディングケーキでホストマザーとティータイムというなんともおもしろ展開になった思い出があります。

生地の3倍以上の量の洋酒に漬けたドライフルーツを混ぜ込み、低温でじっくりと焼き上げ、焼き上がったらさらに洋酒をたっぷりと表面に塗って最低でも一ヶ月寝かせます。
仕上げにマジパンをかぶせ、その上をアイシングで包んで完成です。

この最後の仕上げのマジパンとアイシング
これがまた甘いのです。

ホストマザーと半額ウェディングケーキでティータイム中、
ホストマザーが「この上の白いアイシング甘いわね~」と言って、剥がして中だけ食べていました、笑
そう!イギリス人すら”甘い”という理由で避けたりするのです。
そのため、ケーキをマジパンやアイシングで包まずに、上部にドライフルーツやナッツをのせて仕上げるパターンもあります。
しかし!私はこのクラシックなスタイルが好きです!
洋酒が効いた濃厚なケーキに甘いマジパンやアイシングはホッとする存在といいますか、またこの甘いやつをチョビチョビと食べながら紅茶を飲み、ゆっくり楽しむのも乙なのです。
ですが、フルーツケーキをご予約&ご購入くださいました皆様、イギリス人すら残すのです。
甘い!無理!とお思いになりましたら、どうぞ無理せず剥がして召し上がってください^^

 

洋酒漬けのドライフルーツ(三種のレーズン、クランベリー、アンズ、オレンジ等)がたっぷりと入り、手作りのマジパンとアイシングをかぶせたクラシックなフルーツケーキを今週の20,21,22日にスライスで販売いたします。

そして!なんと!
いつも紅茶を卸させていただいているリトルポットさんが、特別にイギリスのクラシックなクリスマススパイスティーの一杯分づつパックを用意してくださいました!
茶葉を計る手間なし!スパイスの配分が~と気にする心配もなく!自分だけの特別な1杯をお楽しみいただけます♪
こちらもケーキと一緒に販売いたします。
香料など一切使わずにスパイスの自然の香りで楽しむ紅茶です。
一日10パックのみの販売となります。

 

とっておきのティーセットで、
お気に入りのお皿とマグカップで、
今年一年頑張ってきた自分のために自分だけの特別なティータイムはいかがでしょうか^^